目的
オーストラリアの確定申告をちょっぴり紹介。
オーストラリアの確定申告は日本同様に、給料等差し引かれた税金を再計算して、多く支払っていたら返してもらって、不足していたら支払うもの。
おおまかな違いとしては、ネットで完結できて、またいろんな情報が共有されているので、申告情報が記入済みであったりと、色々と楽なとこ。
アクセス方況
オーストラリアの確定申告は下記政府管理サイトで済ます。
アカウントがなければ作成する。
作成したら Australian Taxation Office (ATO) とリンクさせ、ATOポータルにアクセス。
確定申告する
1. 入力ページに移動する
ATOポータルにアクセス後、申告などといった作業が溜まっていれば “For action” の下にリストとして表示される。
見当たらない場合、Tax > Lodgments > Income Tax と移動して、確定申告したい年のボタンをクリックする。
2. Contact Details
確定申告ページにアクセスしたら、最初に自分の住所や電話番号を尋ねられる。
3. Financial Institution Details
プロフィールを入力したら、次にオーストラリアの銀行情報を尋ねられる。
なぜかというと税金を多く支払っている場合、ATOはここで入力した銀行に振り込みをするから。
オーストラリアの銀行しか指定できない。
4. Personalise Return
このページで選択した内容に沿って、次のページの内容が変わる。
はじめにオーストラリア在住者であるか尋ねられ、次に既婚であるか尋ねられる。
そして画面中部まで移動するとたくさんのチェックボックスが並んでいる。
給料が支給されたか、年金を受け取ったか、投資で得したか損したか、個人企業者であるか、などなど、該当するものをチェックしていく。
税控除を申し込みたい場合、“Deductions you want to claim” にチェックを入れておく。
不明な点があればサブタイトルにあるハイパーリンクをたどるといい。
該当するものをチェックしたら、Next で次のページへ。
5. Prepare Return
この画面ですべての税金に関する情報を入力する。
オーストラリアは税金関連の情報を政府と共有していることが多いので、入力をはしょれる。
すでに入力済みであれば、その情報が正しいか確認するとよい。
例えばオーストラリアで働いていると、Income Year (6月、7月) に PAYG Statement という、日本でいうところの 源泉徴収票 を受け取るので、その情報と照らし合わせて正しいか比較する。
注意したいのは株式の情報。
株式も既に記入されていることが多いが、ブローカー費用などが含まれていなかったりするのでしっかり確認すること。
含まれていなければブローカー費用を差し引く。
またこの画面で控除などの情報も記入する。
“Deductions” の項目があるので、Add/Edit を押し控除内容を記入していく。
最後のほうに Medicare という項目がある。 オーストラリア版の健康保険である。
Medicare は税金で成り立っているので利用者は税金を持っていかれる。
Medicare に該当しないもしくは Private Insurance など利用している人は情報を修正する。
で、最後に Tax Estimate を押す。
Tax Estimate を押したとき不足な情報があればその箇所までページが自動にスクロールする。 エラー内容を読み不足の情報を入力する。
Tax Estimate は入力した情報をもとに今年度の税金を捻出してくれる。
もし税金を多く支払っていたら、帰ってくる額が表示され、税金の支払いが不足していればその分払ってくださいと表示される。