目的
マイクラを友達としたい。
自パソコンでサーバーとクライアントの両方は耐えれない。
お金払いたくない。
Oracle Cloud の無料枠内でマイクラサーバーを設計しちゃおう。
Oracle Cloud
https://www.oracle.com/jp/cloud/free/
このブログを書いてる時点で、クラウド界隈で今一番太っ腹なのはOracle なのではないでしょうか。
Oracle Cloud の無料枠はすごい(小並感)。
- 1~4個の ARM インスタンス (合計24GBまで)
- 200GBのストレージ
- 10TBのダウンロード
- などなど
これはマイクラサーバーには十分すぎる性能にも関わらず全部無料というのだ。
支払い方法を設定しなければ無料枠を超えることはないので知らぬ間に出費が発生する心配もご無用。
Enigmatica 6 感想
3CPU、Java に8GB (Xmx8G) 割り当てたUbuntu にEnigmatica 6をホストしている。
https://www.curseforge.com/minecraft/modpacks/enigmatica6
2二人で遊んでいるが正直問題ない。カクつきもなくping も良好。
CPU全体使用率は:
- サーバー起動時はさすがに90%を超える
- 起動後アイドルで7%
- 遊んでいるときは70%行くかいかないか
300以上のMod を含むサーバーが1CPU余裕を残してこの感じ。
バニラサーバーなら10人、Spigotなら15人は余裕でいけちゃうのじゃないかな(負荷テストしてないので実際はわからない)。
サーバー設定手順(Linux)
- Oracle Cloud アカウントを作る(クレジットカード情報が必要)。リージョン(地域)は自分と友達と近いところにするとping の心配が減る。
- インスタンスを選択。
- 「インスタンスの作成」を選択。
- 好きな名前を与える。コンパートメントは困ったらデフォにしておく。
- 「配置」はそのままで。
- 「イメージとシェイプ」で編集を選択。
- まず下の「Shape」で[Change Shape]を選択。
- 仮想マシン -> Ampere -> VM.Standard.A1.Flex をチェック。
- OCPUとメモリーの数を設定する。困ったらOCPU 4にする(メモリーは勝手に24になる)。
- [シェイプの選択]を押して「Shape」の設定を完了する。
- 次に「Shape」の上の「イメージ」を設定するので[イメージの変更]を選択。
- Canonical Ubuntu をチェックして最も新しい aarch64 が含まれたOSバージョンを選択する。
- [イメージの選択]を押して「イメージ」の設定を完了する。
- 「ネットワーキング」は設定が空であれば[編集] -> [新規仮想クラウド・ネットワークの作成] で作成する。全部デフォでオーケー。
- 「SSHキーの追加」を完了させる。
- 「ブート・ボリューム」ではマシンの容量を変更できる。デフォ50GBで増やしたければ[カスタム・ブート・ボリューム・サイズ…]チェックを押す。[転送中暗号化の使用]はあってもなくてもどっちでも。
- 作成。
- 作成されマシンの詳細を開き、実行中になったら[パブリックIPアドレス]を記録。
- 「仮想クラウド・ネットワーク」を選択。
- 手順14で設定したネットワーク(VCN)を選択。
- サブネットを開く。
- [Default Security List for …] を選択。
- [イングレス・ルールの追加] を選択。
- [ソースCIDR]に0.0.0.0/0、[宛先ポート範囲]に25565、を入力。
- [イングレス・ルールの追加] を選択して設定を完了。
- 手順18のIPへSSHする。このとき使用するユーザーは ubuntu、秘密鍵は手順15のものを。
sudo su -
で管理者ユーザーになる。/etc/iptables/rules.v4
を好きなエディタで編集する。- SSH(–dport 22)のiptables ルールの下にマイクラサーバーのポートのルールを追加する
-A INPUT -p tcp --dport 25565 -j ACCEPT
iptables-restore < /etc/iptables/rules.v4
でiptables 再読み込み。- ubuntu ユーザーに戻りマインクラフトサーバーファイルを配置して起動。
- マイクラクライアント立ち上げてサーバーに接続。
- 接続に問題がなければ server.properties でワイトリスト設定しておけば知らない人に勝手にアクセスされず安心。
サーバー設定手順(Windows)
コメントで希望者がいればそのうち書きます。